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小嶋 基次先生の「心のおしゃれ学」NO.19 2015/02/02

リズムとメ口一ディー NO.2

学校や家庭から童謡が聴かれなくなったのは、歌詞が現代の世相に合っていないことも一因でしょう。豊かな自然に囲まれ親子のふれあいに包まれていた時代、子どもたちは童謡を聴いて育ち、情緒の安定を得てきました。「タ焼けこやけ」「七つの子」や「四季の歌」「母さんの歌」のメロディーでは逆にいえばハイな気分にはなれないのです。
もちろん、音楽はリズムとメロディーの両方が必要です。

ところが最近ではリズムだけが異常に多くなり、いつも心を臨戦体制に
しておくところに問題があるのです。

若い人の車は二拍子のリズム音だけを響かせて走っていますし、お母さ
んは「早く、急いで」の二拍子が口癖ですし、お父さんは「めし、ふろ、ねる」の三拍子です。
これでは情操教育にはなりませんね。

家庭にメロディーを取り戻しましょう。歌詩は何でもよいのです。
いつもお母さんがメロディーを口ずさめるのは、
とてもすてきで“おしゃれ” なことなのです。

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