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小嶋 基次先生の「おもしろ健康学」--3 2015/07/30

第1 章おもしろ健康学

体の健康 -3


私はこれを実践して期待どおりの成果をあげさせました。
バレーボールのサーブの権利は今はコインの表裏で決めますが、
以前はジャンケンで決めていましたからまずジャンケンに勝つことです。

ジャンケンに勝てばサープの権利を獲得することができますし、サープを得れば得
点に結びつけることもできますのでジャンケンに勝つことを研究したのです。

今は、バレーボールの戦法も変化して、ジャンケンに勝ってもサーブ権を相手に
渡してしまうという作戦が行われています。

これは攻撃する技術が向上したためにサーブを入れた方が攻撃されるということが
起こったからです。

しかしジャンケンには勝った方が何かと都合が良いことが多いようです。
あわて者はパーを出してくれますがユニークな人はパーを出してくれませんので、
性格を見抜いて勝率をあげることです。

これは心理学的に見たことですが筋肉の構造があの無意識的に見えるジャンケン
にすら大きな作用を成しているのです。そこで、このような筋肉を毎日どのように
使ったら健康に良いかということになってきますね。

ここでも発想の転換ということで、今まで自然に無意識にやってきたことの
見直しや大勢の人が毎日の生活でやっていることの見直しをしてみることです。

風呂で体を洗いますね。体を動かさないで石鹸をつけた夕オルを動かして洗って
いますが、先ほどの毎日やっていることや他人のやらないことを考え直す
発想の転換ということから考えれば体の方を動かすべきでしょう。

夕オルを固定しておいて腹部を動かして洗えば健康に非常に良いのです。

体の方を動かしますと本来の目的である垢が落ちることはもちろん、
血液循環障害や消化器障害にも良い効果をもたらすのです。

いわゆるエアロビクスやジャズダンスをやっているのと同様ですので当然
ウエストも細くなるでしょう。

背中を洗うのも考えてみれば健康にいいことがあるのです。

夕オルの両端をつかんで輪にして、その中に左脚をとおし次に右脚をとおして
夕オルを背の方にまわしてしまうのです。

前かがみになって片脚をとおすことが柔軟体操であって若さの証明です。
肥満で脚が上がらなくなったり、片脚立ちができなくなってからでは遅いでしょう。

洗顔の後、上から下にタオルで顔を拭くでしょう。あれを逆にやってみるのです。
顔を洗ったなら下から上に拭いて顔に出やすいしわを眼や口の辺りから額の方に
移動させて髪で隠してしまうのです。

顔を拭く度にこの方法でやれば効果はでてきますね。

続く

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第一章は平成四年四月から平成五年五月まで第二章は平成五年六月から
平成六年八月まで岐阜放送ラジオで放送された内容をまとめたものです。

第三章は昭和五十六年六月から同年八月まで岐阜新聞夕刊に連載され
第四章は昭和五十三年五月から同年七月まで岐阜新聞朝刊に連載された
内容のものをまとめたものです。
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