MENU


小嶋 基次先生の「おもしろ健康学」NO14 2016/06/30

第1 章おもしろ健康学

4 パランスのとれた身体

調和のとれた身体を考えるには体・心・頭の三つが大切で、
このうち一つでも欠けていますと人間としては心配ですね。

たくましい体と優しい心やがんばる心、それに考える頭の三つが
一緒になって人間だと思います。考える力は優秀でも
一年中病気がちであっては困りものです。

三つの能力をバランスよく関連させて理想的な身体にするのです。
オリンピック憲章に「健全な精神は健全な身体に宿る」という
言葉がありますが、これは本来の意味とは異なった意味で解釈されています。

本来の言葉が部分カットされているために、このままでは身体に障害の
ある人には健全な精神はないのかということになり問題があるのです。

また、健全な精神を持っていないのに健全な肉体だけを持っている場合も
ありますので文章 の全部を示さなかったための影響は大きいのです。

本来は次のような文章です。

「健全な精神は健全な身体に宿ることが望ましい」だったのですね。
バランスのとれた身体ということでまず心の面から見ますと、
健全な心の養成を図るには何よりも汗を出すことから始めるのです。

そして次に畜積しているストレスを吐き出して精神状態を安定させるのです。
この二つを「汗」「吐」と言い、続いて体内に老廃物を留めておかないで
早く排継してしまおうとする「下」、最後に平和の「和」、仲良くやって
いこうとする意味です。

悩みを持っている人達もなかには汗をかけば消える悩みもあるものです。
健全な汗は軽い運動でも出ますし、気分も爽快になるために悩んでいる暇も
ないでしょう。

寒ければ最初は厚着をして発汗したら脱いでいくとか、体温の発散を防ぐものを
着用して発汗を促すとか、知恵を働かせれば身体のバランスをはかる方法は
多くあるものです。

他人の噂話や中傷誹謗は種々の軋轢(あつれき)をきたしますのでしない方が
よいでしょう。

以前は、バケツに向かって奴鳴ってストレスを発散したり、
ボウリングのように破壊することで気分を一新することもありましたが、現代
はカラオケでうっぶんをはらしたり会話を楽しんだりして声を出すことで
健康を保っています。

唇に歌を持つと言いますが張りのある発声が健康の証拠です。

続く


戻る