小嶋 基次先生の「おもしろ健康学」NO15 2016/08/01

5  バランスのとれた身体について

次は「下」について考えてみましょう。

比較的下痢症の多い男性や便泌性の多い女性もとも
に大便、小便、ガスなどの不要なものは努めて
排泄することが心身に良いのです。

老化が進むと肛門の括約筋もゆるみ無意識にガスの失敗もありますが、
肛門が弱くなったことは脳も心臓も弱くなったということで、
日常の運動で筋肉の衰えを防ぐことが大切です。

便意を我慢して運転中に衡突事故を起こし膀胱破裂の重傷を
負った例がありますが、そのようなことがなくても頻繁に
排泄を心がけることです。

「和」については人間関係のむつかしさを打破して、自分の心を
相手に「やる」思いやりの心を大切にすることです。

思いやりの心とは自分が一歩引くことですので、そのための努力が
必要となってきます。

努力とか訓練と言えば、歌舞伎の役者は汗で顔の化粧の落ちを防ぐため
に、風呂で顔に汗が出たころを見計らって冷たい水を張った洗面器に
顔をつけます。

これを繰り返しているうちに顔にだけ汗をかかなくなるのです。
慣れとは効力のあるもので訓練や努力が必要であることが分かります。

「和」を保つにも相手の心を察して尊重するという努力が必要です。
以前に進行性筋ジストロフィー症の生徒の他動訓練(マッサージなど)を
したとき、冬であれば病院の廊下のスチームで私の手を暖めてから体に
触れてあげましたし、夏であれば冷水で私の手を冷やしてから
マッサージをしたものです。

このように人間の体と心と頭は訓練次第でどのようにでもなるもので、
自律神経(交感神経・副交感神経)の影響を受けてそれぞれが関連しているのです。
顔が赤くなることがあれば胃の状態も赤くなり、恐怖・心配で顔が青くなるような
ことがあれば胃も青くなっています。

体重の十三分の一を占める血液が勉強のときに脳にあれば能率はあがるのに、
胃に食物が入ることによって血液が消化のために胃に集まり、
脳は一過性の貧血をきたしてしまい眠くなるのです。

また足を暖めることは頭寒足熱という健康法なのですが、
眠るには非常に良い方法なので健康法と言われます。

また、柔かいクッションの椅子に座ると全身の筋肉を弛緩することになって
脳も弛緩して眠くなるのです。

このようにいろいろ眠りを誘うことをしておいて成績アップや能率アップも
ないでしょう。

                           続く

戻る