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小嶋 基次先生の「おもしろ健康学」NO17 2016/10/04

5 食事と健康
NO.1

人間の欲望として食欲は最も基本的なもので重要な位置を占めます。
生涯で食事の回数はおよそ決まっていますが、この食事をごろ合わせ
などで見ていきましょう。

まず、「オカアサンヤスメ」ですがオムレツ・カレーライス・サンドイッチ
・焼きそば・スパゲティ・目玉焼きの頭文字を集めたものです。

それも柔らかい食物で歯やあごをあまり使っていません。噛む回数が少ないのです。

続いて、「ハハキトク」というのもあってハンバーグ・ハムサラダ・ギョウザ
・トースト・クレープのようにやはり柔らかい食品で噛む回数は少なくなり、
身体の成長にもあまり良いことはありません。

あごの使用によって体の成長が促進されるばかりでなく脳にも良い影響を
与えますので固い食物を得てほしいものです。

「ママステキ」というのはお母さんの手づくり料理で、まぜご飯・豆ご飯・酢の物
・てんぶら・きんぴらごぼうなどで手がこんでおり、栄養のバランスがとれている
のです。そういう意味でママ素敵でしょう。


食事時には気持ちが明るくないと美味しくありませんので、努めて明るく
飲食するために次のようなことに気をつけます。

心の健康でも同じ言葉が出てきましたが、もう一度「オアイニクサマ」を考えましょう。

食事は愉快にするもので、怒って食事をするようではいけません。
そこで、“怒らず”のオとなります。

続いて急いで食べないこと。早食いやあせって食べますと消化が悪く良いことはあ
りません。

“あせらず”のアとなります。

次はイですね。イは“威張らず”威張った人と食事
をともにしても不愉快さが残るだけで何も残りません。

食事のときぐらい威張らないでしたいものです。威張る人間ほど、心の中では
寂しく虚勢を張っているのです。

次にニは、“憎まず”で、食事をしながら他人の悪口は言わないという意味で
職場でも家庭でも注意することです。

聴いた人達も発言した自分までもが不愉快になります。
食事をすることは親密になる手段ですから楽しく団欒を
重ねることが良いでしょう。

クは、“くさらず” の意味で、食事中だけは一日
の反省でくよくよしたり落ちこんだりしないで一生懸命に
食べることに専念しようということです。

サは、“さからわず”です。これも食事中の雰囲気について
述べた言葉で食事中の喧嘩口論を慎むようにとの意味があります。

それと食物についての不平不満は言わないで何にでも箸をつけて食するとの意味も
あります。

続く

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