MENU


小嶋 基次先生の「おもしろ健康学」NO27 2017/07/31

3 家庭と職場での健康


人間と猿の前に鏡を立ててみますと人間と猿の違いがはっきり分かるのです。
人間ですと鏡の前で自分の顔をいろいろと変化させて楽しみますね。


でも猿は違いますね。鏡の後ろをのぞきこんでみたり手を後ろに
まわしたりしますが、これは何でもやってみようとする凄い好奇心で
人間が猿に見習わねばならないことでしょう。


分かっている慣れているということで労苦をいとうのでしょうから、
慣れていない猿は忠実に体を使って知ろうとしているのです。
そこに発達があるのですが猿は元来、人間に比べて能力も低いので
それ以上の進歩は望めませんが、人間がそのような行動力と好奇心を
持つことができたら素晴らしいことでしょう。


慣れた道で案外事故が多いのも慣れるということが良いことでもあり、
反面不便な不幸なことでもあるのです。


いつも怒っている人は今日だけは笑ってみよう、いつも笑っている人は
今日だけは笑わないでおこうと考えて実行してみるのです。


今日一日は怒るのではなくて笑わないでおこうなんです。
そのようにすると日常とは異なった刺激と雰囲気を味わうことができて、
発展も見られるのです。


会議での発言の多少について調べてみたことがありますが、
多くのデータや実例によると人数に比例して発言は少なくなります。


雑談ですと人数が多くなると話し声も高くなり勝手な話題が飛びかいます。
しかし質問とか重要な発言になると互いに意識しあって発言がぐっと少な
くなりますが、普通は出席人数が少なくなると発言は多くなるのです。


会話のある最小限は二人ですから二人になると話がはずむのです。
親子は最少人数の関係ですね。とするとキャッチポールのように
言葉のやりとりをするには最も良い条件なのです。


このように積極的であるか消極的であるかによって精神力、体力、智力の差は
どんどん大きくなっていくのです。年を取ること、美しさを失うこと、
やる気をなくすこと、全ては個人個人の今までとこれからの生活
の意識と方法によるのです。


子供にとっていつまでも若くて元気な両親に恵まれることは大変
幸福なことです。そのためにもお父さん、お母さんは
努力するのであって今からでも遅くはありません。


タチツト教育と言ってテ抜き教育(手抜き教育)はあっても手遅れはありません。

                続く


戻る