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小嶋 基次先生の「おもしろ健康学」NO38 2018/07/02

第1 章おもしろ健康学
意欲 NO5

女性のバレーボールチームでよく見られる例ですが、女性の心理を
熟知していない監督さんで男性の指導者に多いのですが、
ピンチの作戦夕イム時に六人の選手を集めてむつかしい専門
用語で説明して激励しています。


選手は、試合は負けており体は疲れているし、そのうえむつかしいことを
聞かされて訳の分からないまま試合を再開し、そして、負けて戻ってきます。


これなどたった一言の言葉を考えて指示すればよいのです。
「この試合は苦しいが終わったら一緒に美味しいものをたべよう」と
言えば選手は奮い立つものです。


最近はバレーポールの放映で、監督の声がそのまま放送されるので
やりにくい面もありますが、一人一人の選手に対して言葉、作戦、表現を
使いわけている監督のキャラク夕ーが理解でき面白いものです。


野球でも監督が投手に、マウンドでピッチャーを落ち着かせるために私的な
雑談をしてお尻をポンと叩いて効果を狙っています。


作戦上の細かい指示は試合前にすでに終わっているのでゲームが始まってピンチの今、
何を言っても効果は期待できません。


そのときさりげない一言そしてスキンシップ、次には思うとおりにいったときの
「やればできるじゃないか」の一言が自信と意欲になるのです。


一人一人に対してアピールする言葉と方法はバレーボールの六人に対する意欲を
かきたてる方法と効果とは当然異なるものですが、根底に流れているところの
気持ちは子供のことを考えてやることと同じでしょう。


最近問題の過労死でも、自分の好きなことをしていて過労になっても死にませんね。
仕事でストレスをもった過労の場合に死につながっているのです。


ストレスの原因の大半は人間関係からと言われますので、体調を整え自分も相手も
気持ちを明るくするために心から褒めることです。

続く

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