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小嶋基次先生の「おもしろ健康学」No.53 「ルーの法則」 2008/11/28

私も数年前に古希を迎え,来年金婚式を迎える歳になって思うことは,
人間は楽をすると体が弱くなるということで,便利は体を滅ぼすのです。

『ルーの法則』といって,「使わないところは衰える」ということです。脚を使わないと脚が衰え,頭を使わないと頭が衰えるということです。

食べ物を噛まないと顎が細くなります。顎が細くなった平家も徳川も
滅びました。今の若者も顎が細いので,将来が心配です。脚の細いのも
将来心配です。お産の時なのです。

食に対する関心も興味も無くすと,いつか,いつか衰えるのです。
私は食製品を手に取ると裏を見て,生産国または輸入国,その製品に
含まれる原料を瞬間的に読み取る技術を身に付けました。

嗅覚だけでは当てになりませんので,どうしても表記に頼ることになります。でも,まだカロリー計算まだは表記してありませんね。

これだけメタボリック・シンドローム(内臓脂肪症候群)が指導面でも
やかましくいわれるようになっても,カロリー計算には消費者も生産者も疎いのです。学校や病院の栄養士だけにまかせておいてはいけません。

自分でも計算して生活習慣病の元である内臓脂肪を減らしましょう。
カツ丼が何カロリーか知っていますか?ショートケーキ一切れが何カロリーか知っていますか?食堂でメニューの下にカロリーが記入したある親切な気のきいてところもあることはあるのですが,まだ数は少ないのです。

体重を減らしておかないと,棺おけがダンボールに変る近年,死者が重いと底が抜ける怖れがありますよ。思い切って,ラーメンのスープを残しましょう。


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