MENU


*小嶋基次先生の「おもしろ健康学」No.61 2009/08/01

先日,教育,食育アドバイザーの方から,講演を拝聴する機会に恵まれました。

良い助言を得ることが出来ました。例えば非行問題の起きた学校には花が無いとのこと。これは同感で,家庭にも言えることでしょう。

続いて,学年一番など,成績のよい生徒で,カップラーメン・コンビ二弁当で生活している人間は各地で,重大事件を引き起こしていることを例をあげて述べられ肉類の害,添加物の害についても,述べられておられました。(親殺し・複数殺人など)

大学でスポーツ栄養学を教えている私には,全く同感するところがあり,興味深くメモしておりました。ただ,添加物はともかく肉類はエネルギー源,スポーツ選手にとっては,なおさら,必要なものであり,要は肉質と量を考慮すべきでしょう。

私自身も現役時代,高等学校教育研究会の保健委員長として,県下全高等学校の保健主事・養護教諭200人で,県下100校の全生徒の家庭の冷蔵庫に入っている飲料水の量・種類を調査しましたところ,見事にその飲料水の種類と偏差値が一致していました。

結果は研究会内に止めて,世間に発表はしなかったのですが,2年続き
研究しましたが結果は同じでした。ゲップをしていて食欲を減退して貧血を起こすという面と糖分過多がありますが,そのことよりも大切な,研究員が注目したのは,そのような飲料水を平気でいくらでも,発育途上の子供に飲ませる家庭(親)の意識の問題でした。

このたびの講演でカップラーメンやコンビ二弁当の害と共に家庭,本人の意識の問題,人間教育の培われる食育すなわち食卓の教育,特に朝の食卓に触れて欲しかったのです。

朝の挨拶,食事の感想,学校・世間の話題など親子のコミュニケーションも保てるでしょう。親殺しなど頭の良い子が事件を起こしたのではないのです。親子の間のコミュニケーションの不足にあったのでしょう。食べる家族の姿勢が大切でしょうね。

これが,本当の食育と思いますがいかがでしょうか。では。またお逢いしましょう。



戻る