MENU


*小嶋基次先生の「おもしろ健康学」No.62 2009/09/01

先日,鮎料理を食する機会に恵まれました。天然鮎を看板にしている料理屋でしたが長い雨のために10日間も漁に出られず,やや小ぶりの鮎でした。

川岸に寄って,来たのを網ですくったのでしょう。川の流れが急で鮎も船も中流にまで行けないのです。

ところで,塩焼きなんですが,私も岐阜人ですから,背と胸のひれを取り,内臓と尾を取り頭の下から全身の骨抜きをしようと思った瞬間,胸骨のあたりで二つに切れてしまったのです。

私は,この方法が上手で自信を持っていたので,うろたえました。そこで原因を考えました。

ひとつは鮎が筋肉トレーニングをして,骨の周りの筋肉が強化されて,肉離れを防いで骨と身が離れなかったこと。

もう,ひとつは,いわゆる骨が脆くなる骨阻喪症なのかなー。
魚にも,その症状があることは大変。我々人間は魚の骨からカルシュームを得て,骨を丈夫にして,この症状を防いでいるのに,肝腎の魚の骨が脆くては,事態は深刻です。

皆さんも自分の骨密度を検査して,骨折予防に努めましょう。それには,カルシューム補給と軽い運動です。では,また次号で・・  

戻る