MENU


*小嶋基次先生の「おもしろ健康学」No.70 2010/05/01

今までのコラムでは主に食品を製造・販売・調理する側ばかりに偏っていた兆しがありました。しかし,美味しく栄養も摂り有効に食するは,食べる我々にも,大きな原因があるのです。

 さて,そのひとつに舌苔があります。食品・体調によって,舌苔も,まちまちですが,たいていは白色・または黄色が普通で,舌の表面にべったり付着しております。こうなると大変です。口臭はひどくなりますし,重要な害としては,せっかくの味覚がわからなくなるのです。

 舌の表面には甘・辛・酸っぱい・など五種類を味分ける場所が五分布されて,舌の表面に多数の味蕾によって味を感じているのですが,舌の苔が,この味蕾を覆ってしまいますと,折角の味を感じなくて,味わえなくなるのです。

 これでは,どんな美味しい料理でも食品でも台無しですね。歯を磨くと同時に舌苔を食事後・就寝時・起床時にヘラで取ったらどうでしょう。丸いソフトな器具も売り出されているようです。これも食育の一環でしょう。

幼時のうちから習慣にしたいものです。なんでも美味しくなりますよ。   では,また

戻る