*小嶋基次先生の「おもしろ健康学」No.77 2010/12/01

私は旅行が趣味で,よく出かけます。それも城下町が多いのです。城も好きですが私の狙いは別のところにあるのです。  

それは,城や武家屋敷の台所・厠・風呂場を見てまわることなのです。検索とか探求というものでなくて,ほんの興味本位なのですが・・・今年の春は会津若松に行ってきました。

磐梯山には,まだ雪が残っていましたが,城の修復工事に取り掛かり,今の黒い屋根瓦から戊辰戦争で破壊された当時のままの,赤い瓦に来春は生まれ変わるのです。

 それで,その前に黒い瓦の若松城を見ておこうと思ったのです。日程を取り,西郷家老屋敷が再現されている武家屋敷まで足を延ばしました。子孫の西郷三四郎は後の小説「柔道家 姿 三四郎」のモデルです。

 そこでも,台所・厠・風呂場・自刃の間を見て,得る所がありました。例えば風呂場では洗い場から流れた湯水が屋外の溝に排水されるさまが上手く工夫されていて感心しました。

厠では箱車の中に便が入るようになっており,箱車についている手綱を引き外に出して便を見て健康診断が出来るように考えてありました。

 大便・小便は,それに血液を加えて現代の健康チエックには欠かせないものです。とても感激する出来事でした。

そして,もう一つ台所ですが,とても広いスペースが取ってあって,機能的に動くことが出来ただろうと推測できます。そして,米蔵が,すぐ隣にあって,余分な労力を省く配慮もなされていました。

 萩・会津若松・高知・盛岡・仙台・豊橋など城下町に作られた藩校,会津若松の日新館・豊橋(吉田城)の時習館・博多黒田家の脩猷館などの歴史を汲む女子在校生は躾が,とても良いことに何度も遭遇しました。やはり「人間性の根源は食に在り」

ですね。                   では,また

戻る