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*小嶋基次先生の「おもしろ健康講座」NO.94 2012/05/21

今回は一寸、趣を変えて「亀」としましょう。

浦島太郎さんを乗せて竜宮城に案内した、大きなものから、お祭りの縁日で土産に購入する小さなミドリガメまで種類は多いのです.


亀は万年と言って長寿の象徴にされておりますが、実際には、そんなに生きておりません。でも目出度い動物にされているのは確かです。アニメ映画でお馴染みの「ガメラ」の意識があって、いかにも強そうです。

でも、かけっこで兎に負けました。しかし、あれは「油断大敵」というイソップ物語から創作されたもので、実際は時速4キロメートル、我々人間がゆっくり歩くぐらいのスピードですから、あまり遅くはありませんね。

以前、JR(旧国鉄)の東海道本線・岐阜県大垣駅の玄関前の噴水池の中に多数の亀が居ましたが、いつ見ても,ジーと動かいものでした。今は駅前広場になっていますが、あの亀はどこに行ったのでしょう。

私はちょうどインターハイで訪れた、徳島県阿南市の砂浜で、ウミガメの産卵場所を見学しました。排卵期ではなかったので、砂の中への産卵は見学できなかったのですが、地元の人は産卵では親子の愛情が見られるそうです(!)。

興味のある方は産卵のある砂浜を見られては…、でも夜ですし、邪魔をしてはいけません。それに最近は不埒にもバイクや4輪駆動車で砂浜を走る輩がいて、困ったものです。

鉄条網で垣根はしてあります。しかし、亀が、殻を破って海に進むさまは壮観です。
 
無事に海に入るとホットします。また産卵のために、自分も、この砂浜に帰ってくるのです。自然は偉大だと思います。

亀は石や岩で日向ぼっこはしますが、慎重に昇ります。一度、ひっくり返りますと自力では起き上がれません。命を落とすことになるのです。

人間は登山の時に滑落しても救助の方法がありますが、亀は亀同士では手も足も出ません。エサのことを含めて、まだ話題はありますが(生餌や固形食)字数の関係から、もし機会がありましたら述べましょう。
  では次回を楽しみに・・・        小嶋基次でした。


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