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*小嶋基次先生の「おもしろ健康講座」NO.96 2012/07/31

今回は干支の酉ですが、酉(鳥)と言っても種類は多々あります。
そこで、今回は私の干支の鶏にします。

自宅の屋根には高さ1メートル30センチの風見鶏をつけてもらいました。 
雄鶏の鳴き声で悪魔退散をすると、外国では信じられています。

これを時の声といい、のちに鬨の声と言われるようになりました。元気な声です。

風見鶏が回りますと、屋根の梁がきしみまして、オルゴール状の部屋が音を立てます。

強風の来る前触れの役目を果しています。これも鶏のおかげです。

さて、鶏は肉と卵を食用に、羽を衣服。防寒具や寝具に利用されている易鳥、淡白な白身で栄養素として、たんぱく質に富む良質な肉質です。
 
翼は小さく、飛ぶことは得意でありませんが、野生化した鶏は数十メートルほど飛ぶことがあります。

雉は桃太郎のお伴をして有名になりましたが、私、鶏は祭儀用・すなわちお祭り用に用いられていたようです。

現在、日本では鳴き声を(コケコッコー)と表現されていますが、江戸時代には「東天紅(トウテンコウ)」と表現されていました。
各国で表現は異なっています。(省略)

面白いのは、瞬きの仕方が人間とは異なり、下から上に被せるようになっております。
もう一つ眼球運動が出来ないので常に首を前後左右に振っています。

特筆すべきは2007年4月アメリカ・ノースカロライナ州立大学などの研究チームが恐竜のテイラノサウルスの骨のたんぱく質のアミノ酸の配列を解析した結果、鶏に最も似ているとの結論が出たということです。

鶏の種類も多く烏骨鶏・名古屋コーチン・などの食用から観賞用のチャボ・東天紅鶏・天然記念物のオナガドリの仲間がいます。

物語では、なんといっても桃太郎のお供は鳥は鳥でも雉でしたね。
鶏ではブレーメンの音楽隊やディズニ―のアニメ映画でお馴染みです。

羽毛から鶏糞・頭部まで役に立ち、仏教でも褒められていますが、それは次号にしましょう。      では今回はここまで        小嶋基次
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小嶋基次先生は
日本体育協会1級トレーナー
日本バレーボール協会上級コーチ
文部科学省認定スポーツ指導員 ほか
著書等
・おもしろ健康学、心のおしゃれ学(岐阜新聞社)

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