*小嶋基次先生の「おもしろ健康講座」NO.98 2012/10/01

今回は猿の2回目です。実は猿からクレームが来ました。前回の酉(鶏)が2回、犬にいたっては数回登場しているので、猿も複数回登場させて欲しいということです。でも、猿には、あまり良い印象がないので躊躇していました。

サルは霊長目の中で、ヒトを除いた総称ですが、生物学的ではヒトもサルの一種なのです。

日本でサルという場合はニホンザルですが、ヒト以外の霊長類と言えば、分別、種類は多くて英語では数十種の名称が使用されています。まず、サルの利点の前に悪いイメージから述べていきます。

「得手」「えて公」「えて吉」と呼びますが、これは「去る」の反対としたのです。去るより得た方が良いのですから・・・

「理解力が低い」「頭が悪い奴」「山猿」「あか抜けない」「野暮である」まだまだ、「毛が三本足りない」「猿知恵」「猿まね」などがあり、サルの印象を悪くしています。本来なら、このシリーズでは、もっと早く登場して良いのに、これほで遅くなったのには印象の悪さがあります。


動物の名前でクラスを編成している幼稚園・保育園・世界的な組織のスポーツ少年団・ボーイスカウト(ガールスカウトは花が多いようです)など、サル班というのは無いようです。

豊臣秀吉は織田信長からサルと呼ばれましたが、生まれた身分の低さからも、そのように呼ばれています。

さて、これからサルの利点です。ヨーロッパ近辺にはほとんどサルは居ないので、物語は他の地方のものが多いのです。孫悟空・猿蟹合戦に代表されます。日本では日枝神社の使いとも、馬を守る猿としても知られています。


サルには人間のように生活習慣病はありませんし、悩んでもいません。他の動物では、豚・牛・鵞鳥・鶏のように、無理やりメタボにされるものもいますが、サルにはお金を使うスポーツジムも必要ありません。生活そのものがスポーツジムなのです。

新鮮な果実を一日の食糧として、運動量の多い生活は健康の理想です。タバコも酒(もっとも、山中では猿酒と呼ばれるものもあるとか。)も無縁でヒトが見習うべきです。

この健康生活だけ考えても、ヒトの方が愚かと思いませんか。幸い京都大学霊長類研究所が愛知県犬山市(モンキーハウス)に有りますので休日にはサルを先生にしては?

         小嶋基次

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